バリアフリー出版の現状と課題
バリアフリー出版今昔物語
バリアフリー出版関係リンク集
用語解説
HP主催者略歴
 HOME
執筆著書紹介・注文ページ
バリアフリー出版を行った音訳図書視聴ページ
著者にメールを送る
私的リンク
サイトマップへ
 

バリアフリー出版の新たな展開

 

 

 平成14年10月、通販コンサルタントの若松透氏がお書きになった『こだわり通販道』(日本流通産業新聞社刊)が一般文字版・点訳版・朗読テープ版・DAISY版(CD−ROM)・大活字版の五媒体同時にバリアフリー出版されました。
 このこだわり通販道のバリアフリー出版では、今までのバリアフリー出版の枠組みとはことなり「名古屋盲人情報文化センター」という視覚障害者向けの情報提供施設が中心となり、大活字版はボランティアグループの視覚障碍者読書支援協会(BBA)が協力して実践されたそうです。
 価格については、点字版全2巻で7,500円(価格差補償制度利用の場合は原本価格1,400円)、テープ版はC90×4本で原本と同価格の1400円、DAISY版はCD−ROM1枚で原本と同価格の1,400円、大活字版は全2巻で個人は2,000円(送料込み)、団体は6,000円(送料込み)と個人向けについてはほぼ価格のバリアフリーも実践されています。
 点字図書館がバリアフリー出版を行う場合、企業が商業出版を行うのに比べ著作権許諾の作業も用意であり、点訳や音訳ボランティアの豊富な人材も活用できるため非常に優位だ方法だと思われます。
 また販売実績についてお教えいただいたところ、発売後三ヶ月に当たる2002年12月末時点で、点訳版が10セット、朗読テープ版が4セット、DAISY版が21枚、大活字版が3セットということで、一般の活字書とは比較すべくもありませんが、この世界での実績としては大変良い結果だったそうです。
 今後一カ所でも多くの点字図書館が「バリアフリー出版」を推進してくだされば、もっと多くの書籍が提供されることになり、視覚障害者の情報環境の改善にも効果が大きいと思います。

                                        

  前へ | 次へ | バリアフリー出版の現状と課題の目次へ戻る