バリアフリー出版の現状と課題
バリアフリー出版今昔物語
バリアフリー出版関係リンク集
用語解説
HP主催者略歴
 HOME
執筆著書紹介・注文ページ
バリアフリー出版を行った音訳図書視聴ページ
著者にメールを送る
私的リンク
サイトマップへ
 

「バリアフリー出版」を行うための戦い

 

 

「バリアフリー出版」を実践するにはやはりいろいろな課題がありました。
 例えばバリアフリー出版を行うことで原本の売り上げに悪影響があるのではないかという出版社側の心配でした。
 もちろん全例のない取り組みをする訳ですから出版社側の心配はもっともなことなのですが、後述しますが今回の二人五脚の結果から見ても皮肉にもそのような恐れはほとんどないことが証明されたともいえます。
 また原本に点字版や音訳版・大活字版の連絡先を記載していただいたのですが、やはり他の出版社の紹介を入れていただくにはそれなりの抵抗もありました。しかし他の媒体を原本の出版社を通じて販売していただくことは現実的に見て難しいため、ご無理を承知でお願いしてしまいました。
 ここで私は大失敗をしてしまったのですが、原本の中に他の媒体の連絡先を入れていただくことで頭の中が一杯で、逆に他の媒体の関係各社の連絡先を記載した部分に原本の出版社の連絡先を入れていただくことを忘れてしまったのです。もちろん原本のおくづけをも含めて他の媒体に作り替えているわけですから内容的には原本の出版社の連絡先が記載されている訳ですが、他の媒体の連絡先をまとめて入れる以上、逆に他の媒体には一般文字版の連絡先も同一箇所に入れるべきだったのです。
 また一般文字版の表紙に透明な点字表示を入れたのですが、この点図を入れるにあたり、触って判る点図を作れる業者も選定する必要がありました。
 そのうえこのたびバリアフリー出版にご協力くださった関係各社は、今まで連携して業務を行った経験がなく、すべて著者である私が関係各社との連絡や、業務の日程調整、本文中で使用する写真の送付等、バリアフリー出版を行うために必要なさまざまな雑務をすべて著者が行う必要があったのです。
 しかし現在ではバリアフリー出版の経験を重ねていくことで、これらの手順も見えてくるようになりました。
 何事も最初は暗中摸索でしたが、やはり頭の中で考えるだけでなく、実践して見ることで初めて今回のような結果が得られたのだと思います。
 そのような意味からも今回の「バリアフリー同時出版への挑戦」は本当に意義深かったと感じています。

  前へ | 次へバリアフリー今昔物語の目次へ戻る