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おわりに

 

 

「バリアフリー同時・同価格出版」は、私たち通常の方法による読書の困難な障害者の悲願といっても過言ではありません。本当は上記でご紹介した実践例のような素人の作品ではなく、プロの作家の方の作品が実践できれば理想的だとは思いますが、残念ながら現時点ではまだ実践できていません。
 しかし今まで何とか本当に亀の歩みのような道程ではあっても、途切れることなくバリアフリー出版が実践されて来ていることに対し、皆さんの暖かいご協力と関係各社のご努力に対し心から感謝いたしております。
 今後も一人でも多くの著者や出版社の方が、視覚障害者等通常の方法による読書の困難な障害者の読書について、より一層の理解とご協力をしてくださることを心から願っています。また今まで日本での研究の遅れていた「読み書き、計算など発達性障害をもつ多くの子どもさんたちのためにもバリアフリー出版が推進されることを心から願っています。
 「バリアフリー出版」を行っていくための次の課題は、このような試みが、継続的に行っていけるような組織作りをしていくことです。そのために、2001年9月22日、「バリアフリー同時出版」にご協力してくださった関係各社の担当者の方と一堂に会し、反省会を兼ね今後のネットワーク化等、横のつながりを作るための会を行いました。そして今後、著者の方が「バリアフリー出版」を実践したいと考えた時、簡単に実現できるような受け皿づくりを検討していくことが決まりました。
 今後も「バリアフリー同時出版の試み」が増えていき、このような出版形態が当たり前になってくれることを願ってやみません。
 「バリアフリー出版」を実現するにあたり、障害者等の利用について一定の理解を示してくださり、二次出版の許可と協力をしてくださった原本の出版社と著者の皆さん、そしてこのバリアフリー出版に継続的に快く協力してくださっている関係各社の皆さんに心から感謝しています。そしてこれからも、私たち当事者だからこそ気が付くことのできる視点を常に持ちながら、「バリアフリー社会の実現」のために何らかの形で寄与できればと願っています。
 今後このホームページを見てくださった著者の方や出版社の方が、「バリアフリー出版」にご協力いただけるようでしたら、是非直接当ページのリンク集にある関係各社の方にご連絡いただければ幸いです。

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