バリアフリー出版の現状と課題
バリアフリー出版今昔物語
バリアフリー出版関係リンク集
用語解説
HP主催者略歴
 HOME
執筆著書紹介・注文ページ
バリアフリー出版を行った音訳図書視聴ページ
著者にメールを送る
私的リンク
サイトマップへ
 

バリアフリー出版を実践するための方法

 

 

 通常私たちが一般文字の本を出版する場合、出版社からの企画で原稿を依頼されて執筆をする場合と、あらかじめ自分で企画書を書いたり、ある程度の原稿を執筆した後、周囲の方の紹介や自分自身で発行してくださる出版社を探す方法とがあるかと思います。その後の出版の行程についても、自費出版なのか商業出版なのかによっても作業工程が異なるでしょうし、場合によっては各出版社や印刷所によっても方法が異なるとは思いますが、概ね以下の手順を辿ります。
 1.原稿の執筆。
 2.データ入力、入稿…ある程度出版に対応できる程度の原稿が完成すると、ワープロやパソコンでデータが入力されている場合にはそのデータのフロッピーやMOで印刷所に入稿します。また手書きの原稿の場合にはワープロやパソコンによるデータ入力の作業が印刷所や出版社で行われます。
 3.ゲラの印刷またはデータ出力…データができあがると、ゲラといって実際に本の装丁にあわせた形で印刷されたもの(または印刷用にレイアウトされたデータ)を印刷所から出してもらいます。
 4.ゲラの内容の確認…印刷や出力されたゲラをもとに、著者や編集者、場合によっては稿閲者といった人が内容の再確認を行います。なおこの作業は一般的に2,3度繰り返されます。
 5.訂正個所の指摘…著者や編集者、稿閲者から寄せられた内容を元に訂正する箇所をゲラ事態に転記したり、データ上に書き込んだりしていきます。なおこの作業は一般的に2,3度繰り返されます。
 6.稿了紙のゲラ印刷・データ出力。
 7.印刷・製本・配本。
 上記のような著者や出版社、印刷所とのやりとりが何度か行われ最終的に校了するわけです。
 点訳版や音訳版の同時出版を行う場合には、上記の3.の「ゲラの印刷またはデータ出力」の段階で1度バリアフリー出版を行っている関係各社に本文をを読んでいただき、どのような内容の本なのか、また想定や難易度を確認していただき、可能な範囲で各媒体の制作作業に入ります。そして最終的には6.の「稿了紙の印刷・データ出力」の段階から実際の制作作業が行われます。
 この6.から7.の印刷・製本・配本までの期間は約3〜4週間といったところです。バリアフリー同時出版を行う場合には、3.〜7.の期間で各媒体を制作する訳ですが、その実際の作業時間は約2〜3ヶ月程度です。
 なお原本を出版後点訳版や音訳版等の「バリアフリー出版」を実践する場合には、原本の出版時期や装幀、内容等の出版情報を関係各社に連絡し、制作にご協力いただけるかどうかを検討していただきます。そして実際に発行された一般文字の本を確認しながら各媒体の政策作業を行うことになります。その場合の制作時間は原本の分量や難易度にもよって異なりますが、概ね2〜3カ月といったところです。

  前へ | 次へ | バリアフリー出版の現状と課題の目次へ戻る