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2冊目の著書「盲導犬ハンドブック」の出版

 

 

 私は平成14年5月、2冊目の著書「盲導犬ハンドブック」(文藝春秋刊)を出版しました。
 二人五脚を出版いらい、私は盲導犬を普及させる会のホームページ上やEメール、電話等で盲導犬についてのお問い合わせをいただくようになったのですが、私にも本業があり、なかなかすべての要望に対応できないため本書をまとめました。
 本書は視覚障害を持つ使用者と盲導犬がどのようにして交差点や階段、駅等を利用しているかを文章とその具体的な様子の写真入りでご紹介している他、日本での盲導犬育成の歴史や法律、実働数等資料集的な要素も盛り込んでいます。また最近成立した「身体障害者補助犬法案」についても詳しく解説しています。
 盲導犬関係の書籍は拙著も含めこれまでにもいろいろ発行されて来ておりますが、そのほとんどが使用者の体験談や美談が多く、今まで盲導犬の仕事について客観的に解説した資料集的な本が発行されて来ませんでした。しかし最近では小・中学校等での総合的学習の時間の導入等、より調べ学習に適した本が必要とされているように感じます。また視覚障害者に対しても今まで盲導犬の具体的な仕事内容や実働数、繁殖犬数、協会の職員数等の育成側の総合的な情報が提供されて来ていませんでした。
 私が実際盲導犬と一緒に町中を歩いていると、毎日のように「犬が言葉をすべて理解しているのですか!」とか「犬に住所を伝えるとそこにつれていってくれるのですか!」と真剣に聞かれたり、「盲導犬の食事は何をあたえているのですか?」とか「盲導犬の排泄はどのようにしているのですか?」と同じような質問ばかりをよく受けます。このほか、「盲導犬はストレスが多く長生きできないのよ!」とか、「盲導犬を持つためにはすごくお金がかかるのよ!」等、皆いかにも自分が盲導犬についてさも詳しいように、まことしやかに話しているのをよく聞かされます。もちろん盲導犬に対し関心が高いことは歓迎すべきことだと思うのですが、そろそろ偉い犬を脱し、事実をお知らせしていく取り組みも大切なのではないかと考え本書をまとめました。
 この本を出版するために私は14社をまわり漸く協力してくださる出版社がみつかりました。

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